ぼくのきせき

「子どもの心に火を灯す ⇄ 自分の心に火が灯る」 実現めざした学びの軌跡

読書|雑誌記事|日本では、記憶力と情報処理能力が中心のキャッチアップ型の教育がそのまま続いてしまっている(2019.2.9『週刊ダイヤモンド』より)

先日、出勤の途中で寄ったファミリーマートで、『週刊ダイヤモンド』を買いました。

表紙に大きく書かれた「文系でも怖くない ビジネス数学」に惹かれました。

 このなかに、「数学はビジネスパーソンの必須教養である」というタイトルの対談があります。最近学ばせていただいている佐藤優氏が、桜美林大学の教授の芳沢先生と算数・数学をネタにしながら語り合っている。これは、読むしかないってわけです。

 

では、今日もいつもどおり、

勝手にポイントひろいよみ

外交官試験合格者のなかでも、優秀な成績を収めていたメンバーが、モスクワ国立大学とモスクワ高等経済大学に研修員として派遣された。しかし、成績不良で退学。当時の教務部長が問題として指摘したのは、ロシア語の問題ではなく・・・・

  1.数学   2.論理の基本   3.哲学史の知識

 

いまの算数・数学教育の問題は、暗記数学進学校の子どもに強い傾向だが、数学を一種の暗記科目としてパターン暗記だけでやっていると、プロセスを大切にしながら問題に取り組むということができない。算数の知識がさほどなくても素朴に自分のもっているもので推理できるように粘り強くがんばれる人を育てたい。

 

・世の中の問題を考えるとき、必ず最後には数字をもって客観的に議論する。いま、日本が進んでいる方向はおかしい。日本は発展途上国の教育システムから抜け出せていない。記憶力と情報処理能力が中心のキャッチアップ型の教育がそのまま続いてしまっている。

 

問題は、勉強がキライな大学生が異常に多いということ。全体の流れをつかむとか、プロセスを理解しようとか、そういうことを楽しめる人に育ってほしい。このままでは、日本は取り残されてしまう。

(2019年2月9日「数学はビジネスパーソンの必須教養である」週刊ダイヤモンド』より)

 

わかる気がします。

もちろん、2人は小学校現場を専門としているわけではありませんが、とくに引用したなかの、強調箇所は共感します。

 

ぼくたち教師は、ともすると、学校の先生というとじられた文化のなかで、「ああだこうだ」といっています。それでは、なかなか外に広げていくことができないなぁと感じます。

 

でも、いったいどうして「暗記数学・算数」になってしまうのでしょうか??

みなさんは、どう思いますか。。。