ぼくのきせき

「子どもの心に火を灯す ⇄ 自分の心に火が灯る」 実現めざした学びの軌跡

授業

「丸つけが大変!!」と悩んでいる先生方へ(技術編)

「丸つけが大変!!」と悩んでいる先生方がたくさんおられます。放課後になると、机の上に、子どもたちから集めたノートが山積み。そんなこともあります。 でも、この丸つけ、本当は子どもたちに力をつけるチャンスだし、関係性をよくするポイント。ぎゃくに…

現役先生が考える、「なぜ勉強するのか?」のひとつの答え。授業も、そこに向けていく。

「どうして勉強しなければいけないの?」と聞かれたらどう答えますか。これは、「学校にはどうしていかなければいけないのか?」とはちがう質問です。この答えによって、できあがってくる授業は、変わってきます。

これまでの「学習」観を考えてみる。すると、「つまらない学び」というイメージにつながった。

ずっと考えている、これからの学校で必要とされること。 現在必要とされる学校とはどういうものか。 そして、それはどのように子どもたちの力になれるのか。 今回は、これらを考える時の根底ともなる、「学習」という言葉について考えてみます。

「教養」って古いのかなぁ・・・。1990年代もアクティブな学びを求めてた!

家の本棚のなかに、教養という言葉をタイトルに含む『教養としての言語学』という本がありました。 そういえば、最近あんまり、「教養」ってきかないなぁ・・・。 どちらかといえば、専門知識を身につけることが重視されてますよね。 教養って、古いのかなぁ…

ビジネスの世界は「顧客が変える」! ペアトークで表現力を磨き、学力の違いをいかした授業を!

「授業をしていると、学力の違いが気になります」という声はよく聞かれます。 だから、それを何とかしようと、算数の授業では少人数で授業をしたり、一斉授業で教科書の内容を教えたりします。でも、それで最初の悩みが解決したことにはなりません。これは、…

教師目線 「算数できた!」につながる家庭での声がけ ポイント5つ

坪田耕三先生の『算数的思考法』(岩波新書)は、新書になっているからもわかるように、学校の先生だけでなく、様々なジャンルの人に向けた本です。 ぼくは、とくに、保護者の方々にもこの本を手にとっていただきたいです。「算数はあんまり好きではない・・…

授業・学級経営|いまだからできる、来年度の準備ー子どもと一緒に自己分析(授業編)

もう、今年度を終えようとしています。 先生方は、どんな気持ちでこのときをむかえているのでしょうか・・・。なかには、「そんなこと言わないで・・・今が勝負のところ」っていう人もいるでしょう。それは、ぼくも、おんなじです。 でも、いまだから、いま…

差があるからこそ生まれる学び。違いは減らした方が学べるか・・・。

今回は、5年生の7月に入った頃の学級だよりを振り返ってみたいと思います。 いろいろな考え方があると思いますが、ぼくは教室の中に、「理解の差」とか「学力の差」をどのように授業のなかで位置付けていくか、いつも考えています。 差があるからこそ学べ…

授業|道徳|道徳に音楽の力を 「いつか どこかで しんどくなった あなた」を勇気づけられる道徳をしたい

ぼくは、ここ数年、道徳の授業に音楽を持ち込んでいる。道徳の権威にも音楽の専門家にも怒られてしまいそうな気もするが・・・。でも、ぼくは、おおマジだ。 ぼくにも、それなりの理由があって、ためしに書いてみる。みなさんは、どう思うだろうか。

授業|漢字指導を、先生ー子どもの関係を固定化させるシステムとみる。漢字練習は、なぜこうも、変わらないのだろう・・・

学校の先生をしながら、いつも普通に行われていることで、「??」と思っていることは、たくさんあります。(ぼくは、文化人類学を長いことやっていたので、その「当たり前を問う」ということが好きだし、ついついそうしてしまうのですが・・・。右京さん的…

日本語学級・授業|アプリを使う・・・学校の意味・公教育の意味を問うことにつながる

教科書では当たり前のように、漢字が使われています。もちろんルビなどをふればよいという話なのですが、やっぱり子どもたちにとって「漢字」は、大きな障壁。ぼくは、少しずつ、アプリを使うようになりました。

学級だよりバックナンバー|子どものノートから「聴く」学級をつくるために(2017年4月13日「6−1のきせき」第7号より)

はじめての授業を紹介しました。 これは、そのときの子どもたちのノートをもとにしてつくった学級だよりの抜粋です。 ノートを紹介する時に、子どもたちのノートから引っ張り出すのは、子どもたちの「振り返り」部分であることが多いです。 最初のポイントで…

授業|宮沢賢治と sekai no owari|やまなしが表しているものと 雨が表しているもの

去年、子どもたちと創った授業のなかで、面白かったとおもったのは、宮沢賢治の『やまなし』とsekai no owariの『rain』とを対比して読むという活動です。 宮沢賢治研究者や、まじめな先生方、『やまなし』の実践を追求している方々からは、厳しい叱責をいた…

偶数奇数や約数倍数を学びながら、概念を明確にしていくプロセスを学ぶ

整数の性質 概念を学ぶ授業について 偶数・奇数 1. 分ける 2. 分けたら、次のステップにすすみます。その性質を理解するということです。 倍数と約数 まとめ 5年生では、偶数と奇数の学習があります。 よく聞く言葉です。日常生活でも、子どもたちは、わり…

おすすめ|ウェブサイト|算数・数学の目標などを考える時に役立てよう

算数・数学について記事を書いたりするときに役立つウェブサイトとして、Note & Boardは役立ちます。 サイトを運営しているMarcheさんは、サイト運営の目的を次のように書いています。 「Note&Board Web」では,算数・プログラミング教育内容を中心として,…

算数|「はてな?」が生まれた時に算数が始まる、ということを共有したい。

教師どうしで考えているときに話題になるテーマのひとつが、子どもたちの中の理解の違いです。クラスの中にはすでに「今日やる内容」を知っている子どももいれば、学習が苦手な子どももいる。そういう状況で授業をどう進めようかということは、しばしば話題…

算数|基礎とは家の土台、基本は高い塔の心柱のようなものなんだ。

「基礎・基本」という言葉は、いざ聞かれるとその違いが明確になっていないなんてことありませんか。ここでは、基礎と基本の違いを整理して、授業をする者としてこの二つを整理しておくことの意義を考えます。

算数|子どもの笑顔がぼくの授業への姿勢を変えた

とつぜんですが、ぼくは、算数が苦手でした。 教室の中の賢い子が発表をすると、それが取り上げられて黒板に書かれ、そしてそれを写していくというのが、好きになれなかったんです。 だから、ぼくは、算数が好きではなかったのです。