自らの学び
40前になってこんなことを夢見る、ぼくはおかしいですか? 学校につとめ、子どもたちと接しながら、ぼくはこんな世界を夢見ています。
子どもたちが先生から学ぶということを、ぼくたち先生の立場にある者は、当然のこととして受け止めている傾向があります。でも、「学ぶ」ということについて考えていくと、「先生=教える」という固定した見方が生み出している先生ー子どもの関係性を、変更…
「どうして勉強しなければいけないの?」と聞かれたらどう答えますか。これは、「学校にはどうしていかなければいけないのか?」とはちがう質問です。この答えによって、できあがってくる授業は、変わってきます。
ずっと考えている、これからの学校で必要とされること。 現在必要とされる学校とはどういうものか。 そして、それはどのように子どもたちの力になれるのか。 今回は、これらを考える時の根底ともなる、「学習」という言葉について考えてみます。
ぼくたちの仕事(学校の先生)は、「100年時代」にも必要と言われる仕事であるのでしょうか? ぼくは、今のままでは足りないと感じています。 少なくとも、こんな問いに答えられる自分でありたいと思います。みなさんは、いかがですか?もし目の前の保護者さ…
「人生100年時代」を考慮した時、ぼくたち教育に、子どもたちの学びに関わる者の役割は、とっても大きい。考えてみませんか?ー「子どもの学びに関わる者としての心得はどんなものだろうか?」
家の本棚のなかに、教養という言葉をタイトルに含む『教養としての言語学』という本がありました。 そういえば、最近あんまり、「教養」ってきかないなぁ・・・。 どちらかといえば、専門知識を身につけることが重視されてますよね。 教養って、古いのかなぁ…
「陣屋」って? 「陣屋」ーご存じですか? 東京都内の新宿駅から、急行電車で約1時間。神奈川県にある旅館です。 1918年創業なので、100周年を迎えた老舗の旅館です。 さて、ぼくは、とつぜん旅館の宣伝をしようと思ったのではありません。 まず、それは断…
キセキの時間がある。これは、ぼくなりにクラスの子どもたちの様子に合わせて、菊池先生の実践ーほめ言葉のシャワーーを取り入れたものです。 うちのクラスでは、この年、日直さんのキセキを帰りの会で発表するということをしていました。全員から、たくさん…
「授業をしていると、学力の違いが気になります」という声はよく聞かれます。 だから、それを何とかしようと、算数の授業では少人数で授業をしたり、一斉授業で教科書の内容を教えたりします。でも、それで最初の悩みが解決したことにはなりません。これは、…
坪田耕三先生の『算数的思考法』(岩波新書)は、新書になっているからもわかるように、学校の先生だけでなく、様々なジャンルの人に向けた本です。 ぼくは、とくに、保護者の方々にもこの本を手にとっていただきたいです。「算数はあんまり好きではない・・…
学校の先生は社会の流れをあまり知らない・・・。 残念ながら、そう言われてしまうことってあります。 ぼく自身は、半分開き直って、「それでもいい!」とも思っていますが、そうはいっても腹の中では、「悔しいな・・・」って思ってもいます。 そこで、・・…
ヴィゴツキーは、ぼくのような学校現場の人間(教育の大切さを感じつつも、現在の学校教育のあり方に限界や問題点を感じている者)にとって、刺激的で大切な観点を与えてくれます。こういう古典にあたると、結局、教育の世界って、同じような内容を、「まる…
ヴィゴツキーの心理学説は、人間の心理発達の法則性や心理過程の基本原則を明らかにする(たとえば、発達の最近説領域など)。 今回は、ヴィゴツキーをもとにして、学校の先生について考えてみたいと思います。 ここ何回かの学びで使わせていただくのは、柴…
ぼくは、ここ数年、道徳の授業に音楽を持ち込んでいる。道徳の権威にも音楽の専門家にも怒られてしまいそうな気もするが・・・。でも、ぼくは、おおマジだ。 ぼくにも、それなりの理由があって、ためしに書いてみる。みなさんは、どう思うだろうか。
先日、出勤の途中で寄ったファミリーマートで、『週刊ダイヤモンド』を買いました。 表紙に大きく書かれた「文系でも怖くない ビジネス数学」に惹かれました。
映画『ブリッジ・オブ・スパイ』を見ました。アメリカとソ連の一触即発の冷戦状態における人間と人間の絆。不屈の男(standing man)は、どうして不屈の男なのか。強さは何か。いろいろと考える作品になりました。
勝手に紹介のコーナーです。 ぼくが、日本語学級にいながら、日本語学級のあり方を考える時にときどき訪れているウェブサイトです。「多様性が豊かさとなる未来」というキャッチフレーズに、心から賛同します。そんな社会にむかうために、何か小さなことでも…
『教育新聞』に2019年1月30日に開催された教育改革国際シンポジウム「学びのイノベーションに向けた創造的で働きやすい学校空間」(国立教育政策研究所主催)についての記事が掲載されています。ここでは、シンガポールと日本の教室環境などを比較し議論され…
2019年2月号『プレジデント』で特集している「言いにくい話の伝え方」のなかから小路明善氏(アサヒグループHD代表取締役兼CEO)の記事を読みました。氏の記事を、学級経営との関連で読み解いていきたいと思います。ビジネスの世界のトップの話、学級経営と…
ぼく、いまは、日本語学級で子どもたちを教えているんです。 これまではずっと担任だったのですが、今年度から日本語学級担当です。 日本語学級担当になっていつも思うんです。日本は、日本語教育もそうですが、他文化のものを大切にすることがうまくないな…
今までのブログに星をくださったかたのなかに、CHIKIさんがいます。 ありがとうございます。 これも縁と思い、ブログを読ませていただくと、なるほどなるほどの連続です。 ぼくは学校で働いていますが、じつは、読み聞かせって苦手なんです。 読み聞かせの効…
学級経営(学級づくり)に関して、ぼくは、基本的に白松賢氏のスタンスがわかりやすいと感じています。とくに、学級経営に関して話題にしようしたときに、そうです。 白松氏は、著書のなかでこのように整理しています。
岩瀬先生や工藤先生のお話をよく読む。 そうすると、いつも感じるのは、教員一人一人が考えるということの大切さ、そしてそれを実践にうつすことの必要性を感じる。
学級経営はむずかしいです。 でも、現在の学校教育ではやはりこれを語らずにはいられません。 学級経営について、じっくり考えてみませんか。そんなこえが、今回のいわせんさんのブログから聞こえてくるようです・・・・